第3世代Apple TV 4Kとは？
Apple TV 4K (第3世代)は、Appleが発売したストリーミングメディアプレーヤー。
高品質な映像再生と豊富なコンテンツを提供することができるスマートメディアプレーヤーで、お手持ちのテレビやモニターと接続することで、さまざまなコンテンツを楽しめるようになります。
仕様:
- プロセッサ: A15 Bionicチップ
- メモリ: 3GB
- 内部ストレージ: 64GB または 128GB
- グラフィックス: HDR10+、ドルビー ビジョン、HDR10、およびハイブリッド ログ ガンマ (HLG)
- オーディオ: Dolby Atmos や、Apple LosslessやFLAC対応
- コネクティビティ: Wi-Fi 6 (802.11ax), Ethernet, HDMI 2.1
- ハードウェアコントロール: Siriリモート
特徴:
- 4K HDR映像再生が可能
- 豊富なコンテンツを提供するApple TVアプリ
- Siriを利用した音声操作が可能
- 多数のスマートホームデバイスと連携が可能
- 高品質なゲームが楽しめる
第3世代Apple TV 4Kのレビュー
第3世代Apple TV 4Kのデザインは良好
第3世代のApple TV 4Kは、小さなボックス型のデザインになっています。
本体の大きさは、高さ 1.2 インチ (31 mm)、幅 3.66 インチ (93 mm)、奥行き 3.66 インチ (93 mm)です。
第 3 世代の Apple TV 4K は洗練されたデザインで、本体はピアノのような光沢のあるブラック。
構造は堅牢で、高品質な素材が使用されています。
リモコンはシルバーを基調に、ボタンはブラックです。
このリモコンは、最近追加されたトラックパッドを搭載していて、カーソルを操作するためにも使用できます。
また、Siriを利用することもでき、音声操作にも対応しています。
さらに、お手持ちのiPhoneをリモコンとして使うことも可能です。
全体的に、第3世代のApple TV 4Kのデザイン・ビルド品質は高く評価されており、使いやすさも優れています。
このあたりは、さすがApple製品といったところでしょうか。
第3世代Apple TV 4Kの映像・音質：4K・HDR対応やサウンドは高評価
Apple TV 4K (第3世代)は、4K (3840×2160ピクセル)とHDR (ハイダイナミックレンジ) に対応しています。これにより、より鮮明な映像と、より豊かな色彩が楽しめます。
また、HDR 10+ および Dolby Visionをサポートする優れたビデオおよびオーディオ品質を備えています。
より高速なプロセッサーを搭載し、60fpsで4K HDR信号を出力できることも特徴です。
Apple TV 4K (第3世代)の性能を十分に引き出すには、テレビやスピーカーがこれらの機能に対応しているかどうかも重要となります。
一般的な評価としては、Apple TV 4K (第3世代)は映像・音質において高い品質を提供することができていると評価されています。
第3世代Apple TV 4Kの対応アプリ、外部ストリーミングサービスは、やや不満が残る
Apple TV 4K (第3世代)では、tvOSベースのオペレーティングシステムを採用しています。
このオペレーティングシステムには、App Storeが内蔵されており、多数のアプリをダウンロードして利用することができます。
Apple TV 4Kは、主要なストリーミングサービスに対応しています。
これには、Apple Music、Apple TV+、iTunes、YouTube、Netflix、Amazon Prime Video、hulu、U-NEXT、dTV、FOD、DAZN、Paravi、Abema、バンダイチャンネル、Disney+などが含まれます。
また配信サービスのTwitchやオープンレックなども視聴可能。
また、AirPlay2にも対応しており、iPhoneやiPadなどからのミラーリングも可能です。
一般的な評価としては、多彩なアプリとストリーミングサービスの提供ができることが大きなポイントとして評価されています。
ただし、日本では多くの人が利用している一部のサービス（dアニメストアやDMMなど）は、アプリ対応していません。
これらのサービスに関しては、ミラーリング機能を使えば視聴できる可能性があります。
第3世代Apple TV 4Kの使いやすさ・操作性は良好
Apple TV 4K (第3世代)の操作方法は、音声リモコン「Siri Remote」を使用することが主な方法です。
「Siri Remote」は、タッチパッド、ジェスチャーコントロール、マイクなどを搭載しており、操作が簡単です。
スマホやタブレットのように、指でのスワイプなどの操作が行うこともできます。
リモコンでは文字入力しにくいことが多いのですが、「Siri Remote」はタッチパッドが使えるので、文字入力もある程度やりやすくなっています。（それでも文字入力には向かないと思います）
Apple TV 4KではiPhoneをリモコン替わりにすることもできるので、文字入力の際にはiPhoneを使うか、リモコンの音声入力機能を使うのが便利です。
また、iPhoneを持っていると、初期設定がとても簡単に終わります。
アップル製品との連携は非常に優れていると言っていいでしょう。
一般的な評価としては、「Siri Remote」の操作性が良く、インターフェースがシンプルで使いやすいと評価されています。さらに、HomeKitにも対応していることもポイントとして評価されています。
ただし、初期設定では「TVボタン」（ホームボタンのようなもの）を押すと、ホーム画面ではなく、AppleTVアプリが起動するという設定になっており、これが非常に使いづらいと感じました。
ホーム画面に移動するには、TVボタンを2度押す必要があります。
なお、この設定は変更してTVボタン1度押しでホーム画面に移動するようにできますが、初期設定でこの設定にしておいたほうが親切だと思いました。
第3世代Apple TV 4Kのパフォーマンス、動作速度、接続性は非常に良い
Apple TV 4K (第3世代)の動作速度は、高速でスムーズです。
アプリの起動や動画の読み込み速度も速いため、ユーザーエクスペリエンスを向上させます。
Wi-Fi 6 (802.11ax) と 2×2 MIMO Bluetooth 5.0 ワイヤレス テクノロジーを搭載し、接続性を向上、そしてその全体的なパフォーマンス速度は、アプリの使用とネットワークパフォーマンスに関しては非常に高速です。
インターフェースは、シンプルで使いやすいものになっています。メインメニューからアプリや動画を選択することができます。
また、Apple TV 4Kは、外部のゲームコントローラーを使用することもできます。このゲームコントローラーを使用することで、ゲームアプリをより快適に楽しむことも可能です。
第3世代Apple TV 4Kの価格・コストパフォーマンス
Apple TV 4K (第3世代)で一番安いモデルは、
Apple TV 4K 64GBストレージ搭載Wi‑Fiモデル：￥20,825です。
128GBストレージやイーサネット搭載モデルは価格が上がります。
この価格は、第2世代よりもお財布に優しいものとなっています。
ただ、競合のFireTVやChromecastと比較すると、かなり高めの価格設定なのは間違いありません。
操作性や動作速度・安定性、Apple製品との親和性の高さなどのメリットに魅力を感じるなら、Apple TV 4K (第3世代)を選ぶのがいいでしょう。
価格で選ぶのなら、FireTVやChromecastのほうが良いと思います。
第3世代Apple TV 4Kのメリットとデメリットまとめ
第3世代Apple TV 4Kのメリット
- 高画質な映像再生: 4K HDR対応で鮮明な画質が楽しめる。
- 多数のサービスアプリに対応: Apple TVアプリストアからのダウンロードに対応しているので、様々な映画・テレビ番組・音楽・ゲームなどが楽しめる。
- A15 Bionicチップ搭載で快適に動作する。
- Siri Remoteが他のストリーミングデバイスのリモコンよりも使いやすい。
- Siri対応: SiriとApple TVを連携させることで、音声操作が可能。
- AirPlay2対応でiPhoneやiPadなどのAppleデバイスとの連携が非常にカンタン。
- iPhoneやiPadを持っていれば、初期設定が非常にカンタン。
- 旧世代のApple TV 4Kよりも割安感がある。
第3世代Apple TV 4Kのデメリット
- 高価格: 他のストリーミングデバイス（FireTVやChromecast）と比較すると高価格。
- アプリ対応していないサービスもある。
「AppleTV 4K」の第2世代(2021)と第3世代(2022)の違いは
第2世代:
- A12 Bionicチップを搭載
- HDR対応: HDR10, Dolby Vision
- リモコンの充電ポートがLightning
第3世代:
- A15 Bionicチップを搭載
- HDR対応: HDR10, Dolby Vision, HDR10+, Dolby Atmos
- 本体が第2世代よりも小さい
- リモコンの充電ポートがUSBタイプC
当然ながら、第3世代のほうが性能が向上しています。
ただし、第2世代を持っている人は、すぐに買い替えを検討するほどの違いはないと思います。
これからAppleTV 4Kを購入するなら、第3世代を購入するほうがいいでしょう。
第3世代Apple TV 4Kはこんな人におすすめ
- Apple製品を利用しているユーザー
「AppleTV 4K」はAppleのデバイスとシームレスに連携することができます。
AppleのiPhoneやiPad、Macなどと連携することで、コンテンツを共有することができます。 - 高画質な映像と音質を求めるユーザー
「AppleTV 4K」は、高解像度の4K映像とDolby Atmosサラウンドサウンドなどの最先端のオーディオフォーマットをサポートしています。映画やゲームなどのエンターテイメントをより高品質で楽しみたい人にはおすすめです。 - パワフルで信頼性の高いストリーミング体験を求めるユーザー
「AppleTV 4K」はA15 Bionicチップ、4GBのメモリを搭載し、安定性の高さが強みとなっています。
高品質のストリーミング体験を探している人にとって魅力的な選択肢となるでしょう。 - スマートホームシステムを利用しているユーザー
「AppleTV 4K」はHomeKitと連携することができます。
HomeKitを使用することで、「AppleTV 4K」から他のスマートデバイスを操作することができます。 - 多彩なコンテンツを楽しみたいユーザー
「AppleTV 4K」はApp Storeから様々なアプリケーションをインストールすることができます。
音楽ストリーミングサービス、映画配信サービスなど、多彩なコンテンツを楽しめます。
まとめ
結論として、Apple TV 4K (第3世代) は、幅広い機能と Apple のエコシステムとの統合を提供する高品質のストリーミングデバイスです。
その 4K 解像度、HDR サポート、および Siri 音声コントロールにより、テレビ視聴体験をアップグレードしたい人にとって最適な選択肢になります。
Apple TV 4K (第3世代) は一般的に、ユーザーから好評を博しています。
その主なセールス ポイントは、4K解像度、HDR (ハイ ダイナミック レンジ) のサポート、および tvOS オペレーティング システムと Apple TV アプリによる Apple のエコシステムとの統合です。
A15 Bionic チップは高速でスムーズなパフォーマンスを提供し、アプリ間の移動と切り替えを簡単にします。
際立った機能の 1 つは、ユーザーが音声でコンテンツを検索したり、アプリを起動したり、再生を制御したりできる Siri 音声コントロール。
HomeKit との統合により、ユーザーはスマート ホーム デバイスを Apple TV から直接制御することもできます。
さらに、Apple TV アプリは、Apple TV+、Disney+、Hulu、Amazon Prime Video など、さまざまな一般的なストリーミング サービスへのアクセスを提供しています。
ただし、一部のVODサービスはアプリ対応していない点には注意が必要です。
一部のユーザーは、偶発的なアクティベーション、無応答、接続の問題など、Siri リモートに関する問題を報告しています。
ただし、これらの問題は比較的まれなようです。
最高品質のストリーミングデバイスを使いたい人、Appleユーザーでストリーミングデバイスの購入を考えている人には、Apple TV 4K (第3世代) がおすすめです。
