初めてのマイクアームにGRAFTのロープロファイルを選んで大正解でした。
正直、「マイクアームって組み立てとか面倒そう…」と思っていたんですが、届いてみたら拍子抜けするくらい簡単。日本語の説明書を見ながら、サクッと設置完了です。
しかも、自動昇降デスクに27インチモニターを2枚並べている環境でも、モニターや視界をまったく邪魔しません。動きもすごく滑らかで、マイクを口元に合わせるのも楽ちん。マットな金属の質感も良くて、「これで7,000円なら全然アリだな」と思える満足度でした。
この記事では「GRAFT ノープロファイルマイクアーム」をマイクアーム初心者目線でレビューしていきます。
設置と組み立て

私のデスク環境は、自動昇降デスク(幅100cm)に27インチモニターを2枚、モニターアームで設置しています。この限られたスペースにマイクアームを追加するのは、視界や作業スペースを圧迫しないか少し心配でしたが、ロープロファイルタイプのおかげでその不安はすぐに解消しました。
開封してまず感じたのは、部品点数が少なくてシンプルなこと。パーツを並べても「これは難しそう…」という印象はありませんでした。実際の組み立ても非常にスムーズで、およそ10分程度で設置完了。マニュアルが日本語で、手順が分かりやすく写真付きで説明されているのも大きな安心ポイントです。
唯一戸惑ったのは、マイクや機器を固定する部分の説明。「W3/8”」「W5/8”」「マイククリップ」といった規格の呼び方は、マイクアーム初心者には少し分かりにくいかもしれません。とはいえ、実際に手順通りに進めれば迷うことはほとんどなく、初めてでも安心して設置できると感じました。
設置後は、モニターや視界を遮らないスッキリとしたレイアウトに。デスク上の見た目も整理され、配信や作業の快適さがぐっと増しました。
可動域とポジショニング


このマイクアームは3か所の関節が360°回転し、さらに150°の垂直回転にも対応しています。水平回転はスムーズに動かせますが、垂直方向はそのままスッと動くわけではなく、つまみを緩めて位置を決め、再び固定する方式です。ただし工具は不要で手動で行えるため、面倒さはほとんどありません。
マイクを接続する部分は、角度の微調整なら何も緩めずにそのまま動かせます。ただし、360°回転させたい場合はネジを緩めてから行う必要があります。この部分は最初に位置を決めてしまえば頻繁に触ることはないため、実用面で大きな手間にはなりません。
可動域自体は非常に広く、口元まで自然にマイクを持ってくるのも簡単。動きはとても滑らかで、位置の微調整もストレスなく行えます。ただし、配線をアームに沿わせて固定している場合、大きく回転させるとケーブルが絡む可能性があるため注意が必要です。
一度マイク位置を決めてしまえば、その後はほとんど動かす必要がなく、配信や収録時の安定感は抜群です。
安定感
このマイクアームは最大耐荷重が2kgあり、重量級のマイクでもしっかり支えられる設計です。私が使っているマイクは比較的軽量ですが、使用中に勝手に下がってきたり、位置がずれたりすることはありませんでした。
アーム自体の剛性も高く、普段の使用で揺れが気になることはほとんどありません。もちろん、アームに直接触れれば多少の揺れはありますが、収録や配信中に影響が出るレベルではありません。
全体的に、「必要十分な安定感」という印象です。マイクアーム初心者の私でも、設置後すぐに「これなら安心して使える」と感じられました。重量のあるマイクを使う予定がある方も、この耐荷重なら心配なく選べるでしょう。
ケーブルマネジメント
GRAFTのロープロファイルマイクアームには、ケーブルオーガナイザーが標準装備されています。あらかじめアーム本体にケーブルを固定するためのパーツが付いているので、配線がだらんと垂れることなく、全体的にすっきりとした見た目にできます。
実際に使ってみても、配線はほとんど目立たず、デスク周りの印象がかなり整いました。ただし、アームとアームの接続部分だけはケーブルが露出するため、このあたりは細部までこだわりたい方には少し気になるポイントかもしれません。
また、可動域が広い分、大きく回転させるとケーブルが絡まる場合があります。頻繁にアームの位置を大きく動かす予定がある場合は、ケーブルの取り回しに少し余裕を持たせておくと安心です。
動作音と振動
アームを動かすときの音は非常に静かで、動きも滑らか。位置を調整するときにギシギシした音や引っかかりはなく、配信や収録の最中でも気兼ねなく動かせます。
私の環境では、強めにタイピングした時の机の振動がマイクに少し伝わって揺れることがあります。ただ、これはマイクやデスクの構造、設置環境による影響が大きく、この製品固有の欠点というよりは環境依存の要素なのかなと思います。
総じて、動作音に関してはストレスゼロ。振動に関しても、通常の使用で問題になることはほとんどありませんでした。
もし振動によるノイズが気になる場合は、ショックマウント導入も検討してみましょう。
価格と質感
GRAFTのロープロファイルマイクアームは、およそ7,000円ほどで購入できます。正直、この価格帯だと質感や動きにチープさが出る製品もありますが、本製品はそういった不満はほとんど感じませんでした。
アーム本体はマットな金属仕上げで、見た目にも落ち着きがあります。触れたときのひんやり感や、しっかりとした剛性感があり、安っぽさは皆無。さらにブラックとホワイトの2色展開なので、デスクの雰囲気や機材の色に合わせて選べるのも嬉しいポイントです。
可動も滑らかで、動かすたびにガタつくようなこともなく、この価格でこの質感・動きの良さならコストパフォーマンスは高いと感じます。初めてのマイクアームとしてはもちろん、サブ用としても十分満足できる仕上がりです。
マイクアームの必要性
マイクアームというと「配信者やレコーディングをする人が使うもの」というイメージが強いですが、最近では用途が大きく広がっています。特に音声入力やオンライン会議が日常的になった今、一般的なデスクワーク環境でもマイクアームは有効です。
デスク上にスタンド型マイクを直接置くと、スペースを圧迫したり、キーボードの打鍵音や机の振動を拾いやすくなります。一方、マイクアームを使えばマイクを宙に浮かせられるため、デスク面を広く使えるだけでなく、不要な振動やノイズの軽減にもつながります。
また、ロープロファイル型のマイクアームなら、モニターの視界を遮らず自然な位置にマイクを構えられるので、長時間の使用でも疲れにくく、作業や会話に集中できます。
配信や動画制作だけでなく、
- 音声入力での原稿作成
- オンライン授業や会議
- ナレーション収録
- ゲームやボイスチャット
といったあらゆる場面で活躍するため、「使う人を選ばないデスクアイテム」として今後ますます需要が高まっていくはずです。
まとめ



GRAFTのロープロファイルマイクアームは、初めてのマイクアーム選びに迷っている人にも安心しておすすめできる製品です。設置は驚くほど簡単で、日本語マニュアルのおかげで初心者でも迷うことなく取り付け可能。設置後はモニターや視界を遮らず、デスク周りがすっきり整います。
3か所の360°回転と150°の垂直回転を備え、可動域は広く、動きも滑らか。耐荷重2kgで安定感があり、軽量マイクはもちろん、中〜重量級マイクでも安心して使えます。ケーブルマネジメント機能も付いており、見た目の整理にも貢献します。
7,000円前後という価格ながら、マットな金属の質感や剛性感は安っぽさがなく、ブラックとホワイトの2色展開でデスクの雰囲気にも合わせやすいのも魅力。唯一、垂直方向の調整やマイク接続部の360°回転時に手動でつまみを緩める必要がありますが、頻繁に行う動作ではないため、大きな欠点とは感じません。
総合評価としては8〜9点/10点。
「省スペース設計でデスクをすっきりさせたい」「設置が簡単なマイクアームが欲しい」という人には、間違いなく候補に入れて良い一本です。

