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ファイティングコマンダーOCTA Proレビュー:メリット・デメリットや使用感、通常OCTAとの違いを徹底解説 

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格闘ゲームをパッドでプレイするなら、どんなコントローラーを使うかは勝敗を左右する重要なポイント。

そんな中、ついに「ファイティングコマンダーOCTA Pro」が発売されました。

天面6ボタンレイアウトや背面ボタン、方向キーの換装、無線対応など、格闘ゲーマーの理想を詰め込んだ“プロ仕様”のパッドとして注目を集めています。

この記事では、実際にOCTA Proを使用しながら、通常のOCTAとの違いや、メリット・デメリット、使用感を徹底レビュー

「OCTA Proは本当に買いなのか?」「通常OCTAでも十分なのか?」と悩んでいる方の判断材料になるよう、忖度なしで正直にレビューしていきます!

Contents
  1. ファイティングコマンダーOCTA Proの特徴
  2. OCTA Proを実際に使った使用感、メリットとデメリット
  3. OCTA Proと通常のOCTAとの違い
  4. OCTA Proと通常OCTAどちらを買えばいいのか
  5. まとめ:ボタンに添える指を増やしたいパッドプレイヤーにはオススメの天面6ボタンパッド

ファイティングコマンダーOCTA Proの特徴

天面6ボタンレイアウト

ファイティングコマンダーOCTA Proの最大の特徴のひとつが、この天面6ボタンレイアウトです。アーケードコントローラーを思わせるような配置で、格闘ゲームに特化した操作性を実現しています。

すべてのボタンにマイクロスイッチが採用されており、押下時の「カチッ」とした軽快な感触が特徴です。このスイッチのおかげで、反応速度が非常に良く、入力の正確性も高いと感じました。

格闘ゲームでは1フレームの差が勝敗を分ける世界。そんな中でもこの6ボタンレイアウトは、素早く、かつ確実な入力を求めるパッドプレイヤーにとって大きな武器になると感じました。

背面ボタン(左右1個ずつ搭載)

ファイティングコマンダーOCTA Proで最も注目すべき進化ポイントが、背面ボタンの追加です。

これまでの通常OCTAには搭載されていなかったこの機能は、OCTA Pro最大の変更点と言っても過言ではありません。

背面ボタンはしっかりとしたクリック感があり、誤入力を防ぎながらも素早く確実な操作ができるよう配慮されています。

持ち方によってはやや押しにくく感じる可能性もありますが、慣れてしまえば操作の自由度は一気に上がります。

パッド勢にとっては、アーケードコントローラーやレバーレスに引けを取らない操作性を引き出す重要な要素となるでしょう。

方向キーのカスタマイズ

ファイティングコマンダーOCTA Proでは、方向キーが自分好みにカスタマイズできる換装式になっており、操作感に強いこだわりを持つプレイヤーには非常に嬉しい仕様です。

これらのパーツは、爪で引っかけて簡単に取り外し可能。工具は一切不要で、プレイスタイルやタイトルに合わせてすぐに付け替えできます。

装着は軽く押し込むだけでOKなので、直感的に取り扱える点も高評価です。

アナログスティックの8角ガイド搭載

ファイティングコマンダーOCTA Proの左アナログスティックには、8方向に区切られた「8角ガイド」が標準装備されています。

通常のアナログスティックは円形で、入力方向が曖昧になりやすいという弱点があります。しかしこの8角ガイドがあることで、上・下・左・右だけでなく、斜め方向の入力もしっかりと感覚的に把握できるようになります。

右スティックはスライド方式

ファイティングコマンダーOCTA Proでは、右スティックが一般的なスティック形状ではなく、「スライド式」に変更されています。

格闘ゲームでは右スティックの出番はほとんどなく、むしろ誤って触れてしまうことで入力ミスの原因になることもしばしば

しかしこのスライド方式では、指に引っかかりづらく、操作の邪魔になりにくい設計になっており、格ゲーに集中したいプレイヤーにとって理想的な仕様です。

とはいえ、完全に排除されているわけではなく、スライドで上下左右の入力ができるため、他ジャンルのゲームにも対応可能。アクションゲームやRPGなどでも最低限の操作はしっかり行えます。

有線・無線両対応

ファイティングコマンダーOCTA Proは、USB接続による有線プレイと、2.4GHzの無線通信によるワイヤレスプレイの両方に対応しています。

専用のUSB Type-Cレシーバーが付属しており、このレシーバーをPS5・PS4・PCのUSB-Cポートに差し込むだけで、2.4GHz帯による安定した無線接続が即座に可能になります。

もちろん、シビアな入力精度が求められるランクマッチや大会では有線接続がベスト。USB-Cケーブルを使えば、限りなくゼロに近い入力遅延でプレイすることができます。

背面スイッチを切り替えるだけで「有線」「無線」の接続モードを簡単に変更可能。いちいち設定を開く必要がないので、使い勝手も非常に良好です。

ケーブルロック機能搭載

ファイティングコマンダーOCTA Proには、有線接続時の安心感を高める「ケーブルロック機能」が搭載されています。これは激しい操作が続く格闘ゲームにおいて、不意のケーブル抜けを防ぐための実用的な機能です。

本体上部には専用のロック機構があり、付属のUSB Type-Cケーブルにはくぼみ(凹み)が設けられているのがポイント。このくぼみがロック部分としっかり噛み合うことで、ケーブルがしっかり固定される仕組みになっています。

このため、ケーブルロック機能を使いたい場合は、専用ケーブルを使用する必要があります。市販の一般的なType-Cケーブルでも接続自体は可能ですが、その場合はロックは機能しません。

とはいえ、ケーブルロックを使用しなくても、通常の有線プレイに支障はありません。ロ

ヘッドセット端子搭載

ファイティングコマンダーOCTA Proは、本体下部に3.5mmのヘッドセット端子を搭載しています。

PS5やPS4での使用時には、純正コントローラーと同じような感覚でボイスチャットが利用できます。

アプリで細かいカスタマイズ可能

OCTA Proは、PC用ソフト「HORI Device Manager for OCTA Pro(Vol.2)」を使って、ボタン配置やスティック操作の設定を細かくカスタマイズできます。

特に優れているのが、方向キーの感度をレーダーチャート形式で調整できる機能です。

これにより、上下左右だけでなく、斜め入力の反応範囲まで自分好みに設定可能。例えば「誤入力でジャンプしてしまう」「誤って斜めに入ってしまう」といった悩みを持つプレイヤーにとっては、非常にありがたい機能です。

さらに、設定したプロファイルは最大4つまで保存でき、パッド操作で切り替え可能。格闘ゲーム用・アクションゲーム用など、ゲームごとに使い分けができるため、複数のタイトルを遊ぶ人にも嬉しい仕様です。

OCTA Proを実際に使った使用感、メリットとデメリット

【メリット】ストリートファイター6用のパッドとしては非常に優秀

実際にOCTA Proを『ストリートファイター6』で使用してみて、操作性の面で高い完成度を感じました。

まず特筆すべきは、天面6ボタンレイアウトとタクトスイッチによる高い反応速度

ドライブインパクトやキャンセルコンボなど、瞬時の入力が求められる場面でも、押しミスや遅延を感じることなく快適に操作可能です。トリガーではないLRボタンの軽いタッチも、格ゲー向けの絶妙なチューニングだと感じました。

さらに、方向キーの換装や感度調整可能な点も、スト6の操作に大きく貢献

背面ボタンを活用すれば、ボタンに添えられる指が増えるので、素早い反応が求められる場面にも対応しやすくなります。

いろいろなパッドを使ってきて実感するのは、「すべてが完璧なパッドは存在しない」ということ。

その中でOCTA Proは、高い完成度に加え、ユーザー側で調整・最適化できる自由度がしっかり確保されている点が魅力です。

自分に合った設定にカスタムするには少し手間はかかりますが、その分“手に馴染む最適解の一台”に育てる楽しさがあるとも言えます。

【メリット】天面6ボタンがとても使いやすい

OCTA Proの最大の特徴のひとつが、天面に並んだ6ボタンレイアウト

これにより、アーケードコントローラー(アケコン)に近い操作感をパッドでも実現できる仕様になっています。

ボタン自体の反応速度も非常に良好で、軽いタッチでもしっかり入力が反映されるため、長時間のプレイでも指に負担がかかりにくくなっています。

ちなみに私は、天面一番右上にパンチ3つ同時押し(PP)、右下にキック3つ同時押し(KK)を割り当てるカスタムで使用しています。他のボタンはデフォルト配置です。

パッドのデフォルト配置でプレイしている方にとっても、こうした割り当てがしやすいのは大きなメリット。自分に合った最適な配置を見つけやすいのも、このレイアウトの大きな魅力です。

【メリット】L/Rボタンがトリガーではなく、反応が良い

OCTA Proでは、L1・L2・R1・R2といった肩ボタンがいわゆる“トリガータイプ”ではなく、すべて通常ボタンになっています。

これにより、軽い力で素早く押せる反応の良さが格闘ゲームに最適な仕上がりになっています。

一般的なコントローラーに多いトリガータイプのボタンは、引き込みにある程度の深さがあるため、押してから反応するまでの“わずかなラグ”が発生しやすいという弱点があります。

一方、OCTA ProのL/Rボタンは、押し込みが非常に浅く、カチッと明確な反応を返してくれるため、0.1秒を争うような格ゲーの世界でも安定した操作が可能です。

実際に使用してみても、パリィ、ドライブインパクト、キャンセル技といった高速操作にも、しっかりついてきてくれる反応性の高さを実感できました。

連打したときの戻りも速く、意図したタイミングで正確に技を出せる安心感があります。

また、OCTA Proでは従来のOCTAと比べても、L/Rボタンの押し込みが浅くなっているように感じました

【メリット】十字キー換装やボタンマッピングなどによるカスタマイズ性の高さ

OCTA Proの大きな魅力のひとつが、「自分好みに調整できるカスタマイズ性の高さ」です。

方向キーの換装機能やボタン割り当ての変更など、かなり細かくカスタマイズできます。

格闘ゲームにおいては、入力の快適さや正確さがプレイの質に直結するだけに、自分にとって最も使いやすいセッティングを実現できるのは非常に大きなメリットだと感じました。

正直なところ、どんなに評判の良いパッドでも、100%自分にぴったり合うものに出会えることは極めて稀です。

その中でOCTA Proのように、自分のプレイスタイルに合わせて“寄せていける”自由度があること自体が、大きなアドバンテージ。多少の手間はあっても、「自分だけの最適解」に近づける楽しさと価値があります。

【メリット】ケーブルが着脱可能になり、収納や断線時の対処が楽

OCTA Proでは、通常のOCTAと違い、USBケーブルが着脱式になっています。
この仕様変更は見た目以上に実用性が高く、使い勝手の向上に大きく貢献しているポイントです。

まず大きな利点は、収納や持ち運びが圧倒的に楽になったこと。従来の一体型ケーブルだと、収納時にケーブルが邪魔になったり、巻き取りに気を使ったりすることが多かったですが、着脱式であればケーブルを外してコンパクトに保管できるため、かさばることがありません。

また、断線や接触不良といったトラブル時の対処も非常に簡単。市販のUSB Type-Cケーブルで代用可能なので、パッド本体を買い直す必要もなく、コストと手間を抑えてすぐに復旧できる安心感があります。

もちろん、前述のケーブルロック機能(専用ケーブル使用時)を活かしたい場合は付属ケーブルの使用が必要ですが、それを使わなくても通常のプレイにはまったく支障なし

むしろ用途に応じてケーブルを使い分けられる柔軟性があるのは、非常にありがたいポイントです。

【デメリット】通常OCTAより少し重くなった点は気になる人がいるかもしれない

OCTA Proは、従来のOCTAに比べて本体サイズがやや大きくなり、重量も増加しています。

実際に手に持ってみると、「あ、ちょっと重くなったかな?」と感じる程度の違いはあります。

私の体感上はわずかな差ですが、長時間プレイする場合や手の小さいプレイヤーにとっては、疲労感に影響する可能性もあるでしょう。

とはいえ、それでも一般的な振動機能付きのパッドと比べれば、OCTA Proはかなり軽量な部類です。

また、重量が増したことで安定感や高級感が増したというメリットもあり、特に入力時のブレが減ったり、しっかりと手に収まる安心感が得られるなど、操作精度向上に貢献している側面も感じられます。

重さの感じ方は人によって評価が分かれるポイント

性能とのトレードオフと考えると納得できる部分ではありますが、「振動なし・高性能・比較的軽量」なパッドとしては十分に合格点といえるバランスです。

【デメリット】背面ボタンが押しづらく感じる人がいるかもしれない

OCTA Proでは左右に1つずつ背面ボタンが追加され、操作の幅が広がった一方で、この背面ボタンの位置や押し心地に対して「少し押しづらい」と感じる人もいるかもしれません

L/Rボタンに人差し指と中指を分けて置くスタイルの場合は、薬指がちょうど背面ボタンの位置に自然に当たるため、押しやすいと感じました。

一方で、L/Rボタンを人差し指だけで操作するスタイルだと、背面ボタンが中途半端な位置に感じられ、やや押しにくさを覚える可能性があります。

ボタン自体は天面ボタンより重めで、押し間違いは少ないと思いますが、手の大きさや持ち方によっては、指がうまくかからず操作しづらいと感じる場合もあるのが正直なところです。

【デメリット】アプリがVol.2になったが、特に違いは感じられず、若干使いづらい

OCTA Proでは、設定用のPCアプリ「HORI Device Manager」が「Vol.2」へとアップデートされています。

バージョンナンバーが上がっていることから、何かしらの操作性向上や機能追加を期待したのですが、実際に使ってみた限り、旧バージョンとの大きな違いは感じられませんでした

とくに気になったのは、「左スティックボタンの無効化」設定が“感度設定”の中にあること。直感的にはボタンマッピング画面にあるべき内容だと思うのですが、階層が分かれているため、初見ではなかなかたどり着けませんでした。

また、同じ機能を複数のボタンに割り当てることができないという仕様も、一部のプレイヤーからは不満の声が出ているようです。

とはいえ、この点についてはおそらくCAPCOM Pro Tour(CPT)の大会レギュレーションに準拠するためと考えられ、ルールに則ったフェアな仕様として理解できる部分でもあります

基本的な機能には問題なく、一度設定してしまえば普段の使用に大きな支障はありません
とはいえ、“Vol.2”という名称に見合うだけのアップデート感はなく、正直やや期待外れだったというのが率直な感想です。

【デメリット】ケーブルはUSB-C to USB-Cしか付属しておらず注意が必要

OCTA Proには、充電・有線接続用のUSB Type-C to USB Type-Cケーブルが1本付属しています。

PlayStation5にはUSB-C端子がありますが、PCで使用したい方は、ご自身のPCにUSB-C端子が搭載されているかを事前に確認しておくのがおすすめです。

USB-C端子が無い場合、他の機器で使用して空きが無い場合は、USB-C to A変換アダプタや別途USB-C to Aケーブルを用意する必要がある場合があります。

私の環境では、USB-C to Aの変換アダプタを介することで問題なく接続・使用できましたが、変換経由での接続は通信の安定性や干渉リスクの点でも多少の不安が残るのも事実です。

決して致命的なデメリットではないものの、付属品だけでは対応できない環境があるという点は、購入前に把握しておくと安心です。

OCTA Proと通常のOCTAとの違い

背面ボタンの追加で操作の幅が広がった

OCTA Proと通常のOCTAを比較した際に、もっとも大きな進化ポイントが「背面ボタン」の搭載です。

通常モデルにはなかった左右1個ずつ、計2つの背面ボタンが新たに加わったことで、操作の幅が格段に広がりました

薬指や中指をボタンに添えておくことができるため、格闘ゲームにおいて「入力の手数を減らし、反応速度を高める」ことに直結します。

十字キーが換装可能に

OCTA Proでは、通常のOCTAにはなかった「十字キーの換装機能」が新たに追加されました。

これにより、プレイヤー自身がプレイスタイルや指の感覚に合わせて最適な操作性を追求できるようになっています。

また、これまでのOCTAを使っていて「十字キーの感触が合わなかった」「入力ミスが多かった」と感じていた方にも、新たな選択肢としてフィットする可能性が高い改良と言えるでしょう。

換装方法も非常にシンプルで、十字キーを爪で引っかけて取り外し、新しいものを押し込むだけ。工具不要で、気軽に交換できるのも嬉しいポイントです。

LRボタンの反応

OCTA Proでは、L1/R1やL2/R2などの肩ボタンの反応性がさらに向上しているように感じられます。

仕様として公表されているわけではありませんが、実際に押し比べてみると、通常のOCTAとは明らかに感触・クリック音が異なることがわかります。

おそらく、内部のキースイッチが変更されている可能性が高いと思います。(※公式には未発表)

OCTA ProのLRボタンは、通常のOCTAよりもわずかに浅く、さらに素早い入力が可能です。

無線接続にも対応

OCTA Proは、通常のOCTAでは非対応だった「無線接続」に新たに対応しました。

接続方式には2.4GHz帯の専用ワイヤレス通信が採用されており、Bluetoothではなく、専用のUSB Type-Cレシーバーを使った安定した低遅延通信が可能です。

これにより、無線でありながら遅延を最小限に抑えた操作性を実現しています。

もちろん、有線接続にも引き続き対応しているため、大会や真剣勝負では有線、日常のカジュアルプレイでは無線と、シーンに応じた使い分けができるのも大きな魅力です。

ケーブルが着脱可能になった

OCTA Proでは、USBケーブルが本体から着脱可能な設計に変更されました。

通常のOCTAではケーブルが本体と一体型になっており、収納や断線時にやや不便さがありましたが、OCTA Proではその点がしっかり改善されています。

着脱式のUSB Type-Cポートを採用したことで、プレイ後の収納や持ち運びが圧倒的にスマートに。ケーブルを本体に巻きつける必要がなくなり、パッドやバッグ内のスペースもすっきりします。

さらに、もしケーブルが断線してしまっても、市販のUSB Type-Cケーブルで代用可能なため、パッド本体を買い替える必要がないのも大きなメリットです。

これは日常使いはもちろん、遠征や大会でのトラブル対策としても非常に実用的な変更点と言えるでしょう。

なお、前述のケーブルロック機能を使いたい場合は付属の専用ケーブルが必要になりますが、通常のプレイであれば一般的なUSB-Cケーブルでも問題なく動作します。

2段階のキーロック機能が追加

OCTA Proでは、従来モデルにはなかった「2段階のキーロック機能」が新たに追加されました。これにより、誤操作による中断やトラブルを未然に防げる設計になっています。

キーロックスイッチは本体背面にあり、3段階のスライド設定で切り替えが可能。

  • 🔓【ロックOFF】:すべてのボタンが有効(通常状態)
  • 🔒【第1段階】:PSボタン、タッチパッド、タッチパッドボタンが無効に
  • 🔒【第2段階】:上記に加え、オプションボタン・クリエイトボタンも無効に

このように、どのボタンまで無効にするかを用途に応じて細かく設定できるのがポイント。たとえば、対戦中に誤ってPSボタンを押してしまってホーム画面に戻る…といったトラブルを確実に防止できます。

プロファイルボタンが押しづらくなり誤入力が減少

OCTA Proでは、プロファイル切り替えボタンの構造と操作方法が見直されたことで、誤操作のリスクが大幅に軽減されています。

まず物理的な特徴として、プロファイル切り替え用のボタン(ファンクションボタン)が本体前面に配置されているものの、ほとんど出っ張りがなくフラットな設計になっており、通常のプレイ中に誤って触れてしまうことがほとんどありません。

さらに、プロファイルの切り替えにはファンクションボタンを3秒以上長押しする必要があるという仕様になっており、こちらも誤操作防止の重要なポイント。

意図的な操作でしか切り替えができないため、大会やランクマッチ中に「うっかり設定が変わってしまった…」という事故を完全に防げます

サイズと重量

OCTA Proは、従来のOCTAと比べてひとまわり大きめの設計になっており、手に持った瞬間に「少し重厚感が増したな」と感じる方も多いかもしれません。

特に本体のサイズ感は、Xboxコントローラーに近い印象。横幅・奥行きともにゆったりとしており、手の大きな人でもしっかりと握れるグリップ感が得られます。一方で、手の小さいプレイヤーにとっては、やや指が届きづらい場面があるかもしれません。

重量に関しても、実際に数値としてはわずかな差かもしれませんが、体感ではOCTA Proのほうが少し重たくなったと感じます。

ただし、この重量感が安定した操作感につながっている側面もあり、決してネガティブな変化とは言えません

素材に高級感があり、持ち手部分に滑り止めが追加

OCTA Proは、見た目にも触り心地にもこだわった高級感のある本体素材が採用されています。

全体的にマットで落ち着いた仕上げとなっており、光沢の少ないシックな質感が、まさに“プロ仕様”の風格を感じさせます。

また、背面のグリップ部分にはざらつきのあるラバー調の滑り止め加工が施されており、手汗をかいても滑りにくくなっています。

価格

OCTA Proは、通常のOCTAに比べて価格が大きく上がっています
実勢価格ではなく、公式の定価(税込)で比べると以下の通りです。

  • 通常の「ファイティングコマンダーOCTA」:6,980円(税込)
  • 「ファイティングコマンダーOCTA Pro」:14,980円(税込)

なんと倍以上の価格差があるため、特に初心者やライトユーザーにとっては迷いどころになるかもしれません。

ただし、この差には無線対応・背面ボタン・十字キー換装・キーロック機能・プロファイル切り替え・ケーブル脱着対応といった多くの追加機能が含まれており、ガチプレイヤーやカスタマイズにこだわりたい層にとっては納得感のある価格ともいえます。

とはいえ、「背面ボタンは使わない」「無線も不要」という人にとっては、通常OCTAでも十分に優れたパッドです。

OCTAの最低限の機能だけでスト6を快適にプレイしたいなら、むしろ通常版のコスパは非常に高いと言えるでしょう。

なお、OCTA Proは人気商品のため、転売価格では2万円を超えることもあります。(2025年4月現在、Amazon価格は26,900円)

買おうとしたタイミングで適正価格(14,980円)で販売されていない場合は、焦って購入せず、HORIによる再販を待つのがおすすめです。

公式ストアやAmazon HORI直販の在庫状況をこまめにチェックしておけば、タイミングよく購入できることもあります。

OCTA Proと通常OCTAどちらを買えばいいのか

ファイティングコマンダーには、「OCTA」と「OCTA Pro」の2モデルがありますが、どちらを選ぶべきかは、プレイヤーのスタイルや重視するポイントによって大きく変わります

✅ まず通常OCTAがおすすめなのはこんな人

  • 背面ボタンを使う予定がない
  • 有線接続でしか遊ばない(無線は不要)
  • 機能面よりもパッドの軽さを重要視している
  • とにかくコストを抑えて格ゲー用のパッドを購入したい

通常モデルのOCTAは、コンパクトかつ軽量な設計で、価格も税込6,980円と非常に手頃

初めて格闘ゲーム用パッドに挑戦する人にも購入しやすい価格設定になっているのは嬉しいポイントです。

天面6ボタンやボタン式のLR、8角ガイド付きのアナログスティック、カスタマイズ用のアプリなど、格闘ゲームに必要な機能を多く備えています。

また、OCTA Proよりも軽くて扱いやすい点も見逃せません。

コストを抑えつつ6ボタンの格ゲーパッドを購入したいという人には、最適といっても過言ではないパッドです。

キャミィとジュリ仕様のモデルも販売されているので、キャラに愛着がある人はそちらを購入するのも良いと思います。

OCTA Proがおすすめなのはこんな人

  • 背面ボタンを使って操作の幅を広げたい
  • 無線接続や着脱式ケーブルを使いたい
  • 自分好みに細かくカスタマイズしていきたい
  • スト6や今後の格ゲーを“パッドで本気でやり込みたい”

OCTA Proは、天面6ボタンに加えて、背面ボタン・無線接続・キーロック・換装式十字キー・感度調整など、ハイエンドな要素を詰め込んだまさに“プロ仕様”のパッドです。

価格は税込14,980円と高めですが、中長期的に格闘ゲームをやり込んでいく人にとっては、間違いなく頼れる一本になるでしょう。

まとめ:ボタンに添える指を増やしたいパッドプレイヤーにはオススメの天面6ボタンパッド

ファイティングコマンダーOCTA Proは、いくつか不満点もありますが、背面ボタンも駆使したいパッドプレイヤーにはオススメのパッドです。

特に、天面6ボタンレイアウトとトリガー非搭載のL/Rボタン、背面ボタンの追加によって、これまで以上に多くの指を使った操作が可能になり、入力精度とスピードの両立がしやすい設計になっています。

また、方向キーの換装やボタンマッピング、感度調整といった高いカスタマイズ性も大きな魅力。
完璧なパッドに出会うことは難しくても、OCTA Proなら「自分に合った形に近づけていける」楽しさがあります

一方で、価格は約15,000円と高めで、背面ボタンを使わない人にとってはややオーバースペックと感じられるかもしれません。

背面ボタンが不要の場合は、機能を絞った通常OCTA(約7,000円)のほうがコスパに優れている選択肢とも言えるでしょう。

しかし、“パッドでもっと多くの指を使いたい”“対戦でワンランク上の操作を目指したい”と考えているプレイヤーにとって、OCTA Proは間違いなく魅力的な製品です。

背面ボタン付きの中では、今最もおすすめできる天面6ボタンパッドに仕上がっていると思いますので、本記事を参考にしつつ、購入を検討してみてください。

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