4Kチューナー内蔵のテレビとしては、格安で販売されているハイセンスの液晶テレビ『43E6800』と『50E6800』。
きろぐ管理人は10年近く使用したソニー製の液晶テレビから、新しいテレビに買い替えを検討していたのですが、この度『43E6800』を購入しました。
1ヵ月ほど使用したので、その性能をレビューしていきます。
ほぼ東芝製?
ハイセンスは東芝の映像部門を買収した企業で、東芝レグザに搭載している『レグザエンジン』をベースに東芝映像ソリューションと共同で映像エンジンを開発しています。
43E6800には『NEOエンジン』が搭載されていますが、ハイセンスの製品ページを見てみると、前機種のA6800に搭載されていた『レグザエンジンNEO』と同等か、改良を加えたものと推測できます。
ハイセンスは中国のメーカーではありますが、その中には東芝の技術も多く使われているようです。
43E6800の外観
ベゼルは1.6mm程ですが、画面端の6~7mm程が映らない使用になっているようで、実際は8~9mmのベゼルがあるような感覚です。
重量は9.1kg。
テレビ本体の厚さは70mm。
かなり薄く、スッキリしたデザインです。
VESA規格の壁掛けに対応しています。
画面内側の黒い部分は画面の一部ですが、映らない使用になっています。
43E6800の入出力ポート
側面にUSBが2つ、HDMIが3つ(うち1つがARC対応)、BS/CSアンテナ、地デジアンテナ、音声出力。
背面にビデオ入力、HDMI1つ、LAN、光デジタル音声出力。
通常のHDMIケーブルを利用する分には問題ありませんが、側面のHDMIポートで『fire tv stick 4k』利用すると隣のポートに干渉するので、HDMI2つ使用すると考えておいて下さい。
43E6800の画質
画質に関してですが、比較対象がテレビが10年近く前のテレビですので、それよりはかなり綺麗です。(当たり前ですが。)
購入前にネットで調べたところ、画面の四隅が暗いという情報もありましたが、「よく見ると確かに暗いかなぁ」という程度で、個人的には気になるようなものではありません。
43E6800はバックライトと液晶パネルの間に特殊なフィルムを挟み、全体的に輝度を上げているそうです。
確かに画面が明るい印象ですが、色味が白っぽいということも無く、色鮮やかに映ります。
もちろん自分好みの画質に設定を変更することも可能です。
ネットの4K番組や配信・4K対応のゲームは当然高画質で楽しめますし、地デジ放送もノイズ除去などの処理がされているそうです。
画質は上を見ればキリがありませんが、価格を考えれば十分過ぎる画質でしょう。
YouTubeの4K動画を43E6800で再生しているところをiPhoneXで撮影。
写真なので分かりずらいかと思いますが、非常に綺麗な画質で再生してくれています。
「四隅が暗い」という点について、写真1枚目の右下をよ~く見ると少し暗くなっていますが、
先ほどの通り、個人的には気になりません。
43E6800の視野角
視野角に関してですが、やはり斜めから見ると白っぽく見えるものの、
かなり斜めから見ない限りは、特に気になりません。
上の画像くらいの角度で見る分には、問題ありません。
ここまで斜めになると、さすがに白っぽく見えるようになります。
画像だと綺麗に映っているようにも見えますが、実際にはもっと白っぽい印象です。
43E6800の音質
音質は普通です。
良くも悪くもないような印象ですね。
ニュースやバラエティ番組を見る分には問題無いでしょう。
低音を強調する機能や、イコライザ機能も付いていて、ある程度カスタマイズ可能です。
映画やライブ映像をよく見る人や音にこだわりがある人にとっては、
満足のいく音質ではないと思いますので、外部スピーカーが必要になりますが、
Bluetooth接続はできないので注意して下さい。
43E6800の主な機能
動画配信サービス対応
最近のテレビには当たり前のように付いている機能ではありますが、『43E6800』も動画配信サービスに対応しています。
リモコンには『NETFLIX』『YouTube』のボタンがあり、ボタン一つで起動することができます。
他にもU-NEXT・dTV・ひかりTV4K・TSUTAYATV・スカパーオンデマンド・DMM・アクトビラに対応。
対応していない主なサービスはAmazonプライムビデオ・hulu・abemaTV・ニコニコ動画など。
PS4やAmazonのfire tvがあれば、対応していない動画配信サービスを視聴することもできます。
外付けHDD連携の録画機能
HDDは内蔵されていませんが、外付けのHDDと連携した録画機能があります。
通常の録画はリモコンのボタンを二回押すだけの簡単操作。
録画予約も番組表から番組を選ぶだけ。
連ドラやアニメなど、同じ番組を自動で録画する機能も付いています。
録画用のHDDを接続すれば、番組表から簡単に録画予約できます。
スマートスピーカー連携機能
Googleアシスタント・Amazonアレクサに対応しています。
スマートスピーカーに連携させれば、簡単な操作は声だけで行うことが出来ます。
きろぐ管理人はAmazonアレクサを所有しているので、この機能を良く使います。
リモコン無しでもテレビのオンオフ・チャンネル操作・音量の操作などができるので、非常に便利です。
低遅延ゲームモード
「低遅延ゲームモード」の最小遅延は約0.83ms。
PS4の『ストリートファイター5』という格闘ゲームを実際にプレイしてみましたが、特に遅延やラグを感じることもなく、快適に遊ぶことができました。
据え置きゲーム機を所有している方には、嬉しい機能ではないでしょうか。
ホーム画面をカスタマイズできる
ホーム画面では、良く使う動画配信サービスや機能を登録できます。
自分好みにカスタマイズすることで、かなり使い勝手が良くなります。
実際に使用してみた感想は?
シンプルで使いやすいテレビ
使いこなせないような機能が付いておらず、シンプルで使いやすい印象です。
リモコンも使いやすく、映像や音声の設定も直感的に行うことが出来ました。
外部入力毎に映像や音声の設定を変えられる点も非常に良いです。
fire tv stick 4Kをテレビのリモコンで操作できる
43E6800はテレビのリモコンでfire tv stick 4Kを操作することができます。
きろぐ管理人はfire tv stick 4Kを所有しているので、非常に助かる機能です。
エコーシリーズを持っているなら、音声操作もエコーで出来るので、fire tvのリモコンは不要になります。
リモコンが増え過ぎなくて良いですね。
Bluetooth接続が無い
普通に使用する分には問題ありませんが、外部スピーカーを使用する場合には、Bluetooth接続が無いので注意が必要です。
スピーカーとの接続は、音声出力・光デジタル音声出力・HDMIを使用することになります。
対応していない動画配信サービスがある
全ての動画配信サービスに対応しているわけではなく、ブラウザ機能もありません。
利用している動画配信サービスに対応しているかどうか、しっかり確認する必要があります。
コストパフォーマンスは非常に良い
43E6800は4Kチューナー内蔵のテレビとしては、格安と言える価格ではありますが、必要な機能は一通り揃っています。
4Kチューナー内蔵・大画面・低価格を実現した高コストパフォーマンスのテレビであると思います。
まとめ
かなり安価で手に入る4Kチューナー内蔵テレビ「43E6800」と「50E6800」ですが、
個人的には、画質には満足しています。
機能や接続ポートは、人によって必要なものが異なると思いますが、
それらに問題がなければ、購入の選択肢に入れても良いテレビでしょう。
みなさまのテレビ選びの参考になれば幸いです。