実は私は保育士の資格を持っております。
学校に行って保育士資格を取得したわけではなく、資格試験に合格して取得しました。
当時は昼間働きながら、夜に資格試験の勉強をするという生活を送っていました。
合格するまでには2年間かかりましたが、その時の勉強法について書いていこうと思います。
1年目は四谷学院の通信講座を利用
まず教材については、ユーキャンの通信講座と迷ったのですが、四谷学院の通信講座を利用しました。
四谷学院の良かった点は、1章1章が短くまとまっている点です。
夜のわずかな時間で勉強することを考えると、四谷学院の教材のほうが勉強しやすいと思いましたし、実際に分かりやすくまとまっている教材でした。
「効率良く合格点を取るための教材」という印象です。
そして四谷学院の教材には「どこでもチェックブック」というB6サイズのテキストがあり、このテキストは通勤中や仕事の休憩時間に勉強するのに便利でした。
内容は時代に合わせて変化していると思いますが、教材の構成は変わっていないようなので、参考にしてみて下さい。
2年目はユーキャンの通信講座も併用
1年では全ての科目に合格できなかったので、2年目はユーキャンの通信講座も併用しました。
ユーキャンは1章1章が詳しく解説されている印象です。
分かりやすさという点では、四谷学院のテキストに劣るかもしれませんが、「しっかりと理解を深めて確実に合格を目指す教材」という印象です。
最近の教材では、スマホやパソコンで見られる「動画解説」や頻出ポイントをまとめた副教材もあるので、隙間時間にも勉強しやすいのではないでしょうか。
仕事をしながら合格した勉強方法
当時は拘束時間が長い仕事をしていたので、仕事がある日はあまり勉強時間が取れませんでしたが、帰宅してから30分は勉強するようにしていました。
ですが30分だけの勉強時間で、しっかり覚えようとするとテキストがほとんど進みません。
なので「テキストのキリが良いところまでザックリやる」ようにしていました。
暗記が必要な部分も特に気にせず、小説を読むように読み進めて、時間が余ったら2~3回繰り返し読むという感じです。
当然それだけだと、しっかり暗記できていないので、
覚えきれなかった分は、仕事の休憩時間や休日にまとまった勉強時間を取るようにして覚える、という勉強方法でした。
また1つの科目だけを勉強していると飽きてしまう性分なので、
平日は2・3日ごとに「今日は社会福祉、明日は教育原理」というように、2科目同時進行で勉強していました。
どの教科も暗記が多いので、コツコツやっていくことが一番だと思います。
暗記のしかたは人それぞれかもしれませんが、
「忙しい中でも、なるべく勉強時間を確保する」という事が重要になるでしょう。
保育士試験の勉強のコツとは?
保育士試験の学科科目は、ほぼ「暗記科目」です。
理論を理解していれば解ける問題が出てくるのは、「保育実習理論」くらいではないでしょうか。
ですので、ひたすら暗記することになります。
暗記が得意な人はいいでしょうが、私はかなり苦戦しました。
私が実践した勉強は、ただ一つ。
夜に勉強して覚えたことを、隙間時間や休日に復習して頭に定着させる。
つまり『隙間時間にひたすら暗記する』ことが、合格するための勉強のコツです。
楽な方法ではないので、がっかりした人もいるかもしれませんが、これが一番早いと思います。
法律や法律が制定された年・人名など、暗記することは後を絶ちません。
少ない時間でも、なるべく勉強時間を作るようにして暗記していきましょう。
持ち運びに便利な小さいサイズのテキストがあると、隙間時間でも勉強しやすいと思いますよ。
合格した科目は3年間有効
保育士試験は科目別合格制で、合格した科目は3年間になります。
働きながら合格を目指すなら、勉強する科目を絞って受験するのも良いでしょう。
ただし絞り込み過ぎると、不合格になった時のダメージが大きいので、初めての受験でも7~8科目は勉強しておいた方が良いと思います。
保育士試験は難しい
私が受験した時の合格率は十数%、2018年の試験でも19.7%と、合格率が高いとは言えない試験です。
保育士試験の勉強をしていたことがある人、している人は分かると思いますが、学科試験の範囲は非常に幅広いです。
合格するためには、相応の努力が必要になってきます。
できる限り勉強する時間を確保するようにしましょう。
まとめ
保育士試験は本当に暗記科目が多いです。
教材選びも大事ですが、いかに勉強する時間を作って暗記するかが重要になります。
通勤時間や昼休みに、毎日10分勉強するだけでも、違いが出てくるはずです。
コツコツ勉強することが何より大切です。
近道はありません。
働きながら勉強するのは大変ですが、保育士として働くことを思い描きながらモチベーションアップして頑張りましょう!!