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【レビュー】Gulikit-kingkong 3 maxをスト6で使用、最強スペックのポーリングレート1000Hzパッドだがデメリットも

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スト6で使えるゲームパッドを色々と試しているところ、Gulikitから『Gulikit-Kingkong 3 Max』という、とんでもないスペックのパッドが発売されました。

1000Hzのポーリングレート、メカニカルボタン、ホールエフェクトスティック、交換可能な背面パドルなど、格ゲー用パッドに必要なものがほとんど搭載されています。

実際に使ってみた感想としては、『総合的な満足度は高いが、デメリットもある』といったところです。

以下では、『Gulikit-Kingkong 3 Max』をスト6で使用した感想を詳しくレビューしていきます。

Contents
  1. Gulikit-kingkong 3 maxの特徴
  2. Gulikit-kingkong 3 maxをスト6で使用した感想
  3. Gulikit-kingkong 3 maxをスト6で使用するメリット
  4. Gulikit-kingkong 3 maxをスト6で使用するデメリット
  5. まとめ:総合的には満足度が高い、でも『あと一歩』足りない感もある

Gulikit-kingkong 3 maxの特徴

ポーリングレート1000Hz

『Gulikit-Kingkong 3 Max』は、その高性能な特徴の中でも、100Hzのポーリングレートを持つことが特筆されます。

ポーリングレートとは、コントローラーがどれだけ頻繁にゲーム機やPCにデータを送信するかを示す値で、この数値が高いほど、より速い反応速度を意味します。

Gulikit-Kingkong 3 Maxの1000Hzポーリングレートは、高速かつ精密なゲームプレイを求めるゲーマーにとって大きな利点です。

この高性能な機能により、特に競技的な環境や反応速度が求められるゲームで優位性を持てるでしょう。

背面パドルを4つ搭載、パドルは交換可能

『Gulikit-Kingkong 3 Max』は、4つの背面パドルを搭載しています。

これらの背面パドルは、追加の操作ボタンとして機能し、ゲームプレイ中にプレイヤーにより多くの操作オプションを提供します。

さらに、これらのパドルは交換可能であり、プレイヤーの好みや特定のゲームの要求に合わせてカスタマイズすることができます。

パッド単独で背面パドルなどの設定ができる

『Gulikit-Kingkong 3 Max』は、その多機能性と利便性の中でも特に、パッド自体で直接背面パドルなどの設定が可能な点が際立っています。

多くの高性能コントローラーでは、カスタマイズ設定を行うためには追加のソフトウェアやPC接続が必要ですが、Gulikit-Kingkong 3 Maxでは、パッド単体でこれらの設定を行うことができます。

これにより、プレイヤーはより簡単に、迅速にカスタマイズを行うことが可能になります。

トリガーストップ機能

トリガーストップとは、トリガーボタンの押下距離を物理的に制限することで、ボタンを完全に押し込む時間を短縮する機能です。

この機能は、特に迅速な反応が要求されるゲームシナリオにおいて顕著な効果を発揮します。

例えば、『ストリートファイター6』のような対戦格闘ゲームでは、敵の攻撃に迅速に対応するために、トリガーボタンの素早い反応が求められます。

トリガーストップ機能により、プレイヤーはより少ない動作で必要なコマンドを実行できるようになり、戦略的な利点を得ることができます。

メカニカルボタン

『Gulikit-Kingkong 3 Max』の顕著な特徴の一つは、そのメカニカルボタンです。

一般的なコントローラーのボタンがメンブレン方式を採用しているのに対し、Gulikit-Kingkong 3 Maxでは、キーボードのメカニカルスイッチに似た技術をボタンに応用しています。

ただし、押した感触はメンブレン方式のボタンと変わりません

他のメカニカルボタン搭載パッドと同じものを想像していると、期待外れになってしまう可能性もあります。

天面ボタンは初期状態だとSwich表記ですが、付属のボタンと付け替えることでXBOX表記に変更することができます。

ホールエフェクトスティック

『Gulikit-Kingkong 3 Max』の目を引く特徴の一つに、ホールエフェクトスティックがあります。

ホールエフェクトスティックは、従来のアナログスティックと比較して、摩耗が少なく精度が高いという大きな利点を持っています。

この技術は、磁場を利用してスティックの動きを検出することで、物理的な接触による摩耗を減少させ、長期間にわたって一貫した性能を維持します。

高機能の割に価格は安い

『Gulikit-Kingkong 3 Max』は、その多くの高度な機能にもかかわらず、比較的手頃な価格で提供されています。

1000Hzのポーリングレート、メカニカルボタン、ホールエフェクトスティック、交換可能な背面パドルなど、最高クラスのモデルに匹敵する特徴を持っているにも関わらず、約1万2千円という手頃な価格で購入可能です。

この手頃な価格は、特に予算に限りがあるゲーマーや、高性能なコントローラーを初めて購入する人にとって魅力的です。

Gulikit-kingkong 3 maxをスト6で使用した感想

総合的な満足度は高いパッド、でもイマイチな点もある

kingkong 3 maxをスト6で使用した感想は、『総合的な満足度は高いパッド』です。

有線であれば遅延は心配ありませんし、背面パドルの使い勝手も良く、トリガーストップも付いている。

格ゲー用のパッドに必要なものは、ほぼ揃っているパッドだと感じました。

一方で、LRトリガーの完成度やボタンのカスタマイズなど、イマイチな点もあります

ただし、1万2千円程度の価格ということを考えるとコスパは十分で、購入する価値のあるパッドだと思います。

ポーリングレート1000Hzの低遅延は◎

kingkong 3 maxの大きな特徴である『ポーリングレート1000Hz』。

全く遅延を感じることはありませんでした

正直なところ、もっと低いポーリングレートの有線接続パッドでも遅延は感じないのですが、ストレスなくプレイできるのは良いことです。

ただし、それは有線接続時の時だけ。

無線接続時もポーリングレート1000Hzというスペックではありますが、無線接続は遅延が発生します。

格闘ゲームやFPSなどのアクション性が強いゲームをプレイする場合は、やはり有線接続のほうが安定ですね。

背面パドルは思っていた以上に使いやすい

kingkong 3 maxの背面ボタンはパドル式になっています。

この背面パドルが思っていた以上に使いやすい印象です。

パッドを持ったときに、自然と指が当たる位置にパドルが配置されています。

パッドを強く握ると、勝手に背面ボタンが押されているというイメージです。

また、3種類のパドルが付属しているので、自分が使いやすいものに付け替えることができます。

私は十字キー側の下のパドルにインパクトボタンを配置しましたが、以前よりも相手のインパクトを返しやすくなりました。

インパクトが来たら、パッドを強く握るとインパクトが返せるという作戦です。

背面パドル4つを使いこなすのは難しいので、スト6では2つ使えば十分かなと思います。

天面はメカニカルボタンだが、押した感触はメンブレンボタン

kingkong 3 maxにはメカニカルボタンが搭載されているということで、ワクワクして注文したのですが、実際に押してみると感触はメンブレンボタンと変わりません

調べてみたところ、構造上はメカニカルボタンになっているようで、スペック詐欺ではないのですが、これは少しガッカリでした。

メカニカルボタンというと、HORIの『ファイティングコマンダーOCTA』やVictrixの『Pro BFG』のような、「カチッカチッ」というマウスクリックボタンを期待していましたのですが・・・

ただ、kingkong 3 maxの天面ボタンは悪いわけではなく、ややストロークが短めで反応は速めだと思います。

トリガーストップを使用したとき、トリガーボタンがキッチリ止まらない

kingkong 3 maxにはトリガーストップが搭載されています。

このトリガーストップを使用したときに、トリガーボタンがしっかりと止まらないことが少し気になりました。

トリガーボタンを強く押すと、本来トリガーストップによって止まる位置よりも押し込めてしまうのです。

操作に影響があるわけではありませんが、あまり強く押すと壊れてしまうのではないかと、少し心配になります。

十字ボタンの位置がSwitch・XBOX仕様なので、PSパッド派の人は慣れが必要かも

kingkong 3 maxは十字ボタンの位置がSwitch仕様になっています。

そのため、普段PSパッドの十字キーでプレイしている人は、慣れが必要かもしれません

逆に、アナログスティック派の人にはプレイしやすい配置になっていますが、アナログスティックにも次のような問題があります。

スティックの押し込みボタンを無効化できない

kingkong 3 maxでカスタマイズできるのは背面ボタンのみ。

アナログスティックの押し込みボタンを無効化することはできません

アナログスティックで操作する場合、押し込みボタンが暴発することが多くあるため、カスタマイズできないのは残念なポイント。

スト6は操作設定でスティックの押し込みボタンを無効化できますが、ゲームによっては不便に感じることがあるかもしれません。

Gulikit-kingkong 3 maxをスト6で使用するメリット

ポーリングレート1000Hzの低遅延

『ストリートファイター6』は、瞬時の判断と反応速度が勝敗を左右する競技性の高いゲームです。

このような環境では、コントローラーの遅延は極力避けなければなりません。

『Gulikit-Kingkong 3 Max』の最大の特徴である1000Hzのポーリングレートは、この点で大きなメリットをもたらします。

ポーリングレートが高いということは、コントローラーがコンピューターまたはゲーム機に対してデータを送信する頻度が高いということです。

これにより、プレイヤーの操作がゲームにほぼリアルタイムで反映されます。

結果として、コンボの入力、緊急の回避、タイミングを要する攻撃などがより正確かつ迅速に行えるようになります。

背面パドルによる追加ボタンが使いやすい

背面パドルは、通常のボタンレイアウトに追加された、指先で簡単に操作できるボタンです。

特に、高速な反応が求められる瞬間では、これらのパドルによって迅速に操作を行うことが可能です。

また、背面パドルの利点は、手の位置を変えることなくボタンを押せる点にもあります。

背面パドルは交換可能であり、プレイヤーの個々のプレイスタイルや好みに合わせて設定を変更することもできます。

トリガーストップ搭載でトリガーボタンの反応が速い

トリガーストップとは、トリガーボタンの動作範囲を物理的に制限することで、より速い反応速度を実現する機能です。

この機能により、プレイヤーはトリガーボタンを完全に押し込む必要がなく、わずかなタッチで即座に反応を得ることができます。

『ストリートファイター6』では、攻撃や特殊技の発動がトリガーボタンに割り当てられている場合、この短縮された反応時間は、特に重要な意味を持ちます。

高性能なパッドなので汎用性が高い

Gulikit-Kingkong 3 Maxはスト6でも高いパフォーマンスが期待できますが、その高性能と汎用性により、さまざまなジャンルのゲームに対応する優れたコントローラーです。

特に、高性能なホールエフェクトスティックが搭載されていることが大きな魅力となっています。

ホールエフェクトスティックは、従来のアナログスティックと比較して、より正確で耐久性のある操作が可能です。

この技術は、磁場を利用してスティックの位置を検出するため、摩耗による精度の低下が少なく、長期間にわたって高いパフォーマンスを維持します。

価格はミドルクラスだが、性能はトップクラス

Gulikit-Kingkong 3 Maxは手1万2千円ほどで販売されています。

この価格にも関わらず、1000Hzのポーリングレート、ホールエフェクトスティック、背面パドル、トリガーストップなど、高級機種に匹敵する多くの先進機能を備えています。

これにより、プレイヤーは高価なコントローラーに投資することなく、同等のゲーム体験を享受できます。

このコントローラーは、ミドルクラスの価格帯にもかかわらず、トップクラスの性能を持っているため、コストパフォーマンスに優れていると言えるでしょう。

Gulikit-kingkong 3 maxをスト6で使用するデメリット

十字ボタンの位置がSwitch・XBOX仕様なので、PSパッド派の人は慣れが必要

Gulikit-Kingkong 3 Maxは多くの点で高い性能を誇るコントローラーですが、PlayStation(PS)パッドに慣れているプレイヤーにとっては、一つの問題があります。

それは、十字ボタンの位置がNintendo SwitchやXboxのレイアウトに基づいている点です。

PSパッドを好むプレイヤーにとって、Gulikit-Kingkong 3 Maxの十字ボタンの位置は少し違和感を感じるかもしれません。

ボタン設定できるのは背面ボタンのみ

Gulikit-Kingkong 3 Maxは、背面に配置された追加ボタンのみカスタマイズ設定が可能です。

特定のアクションこれらの追加ボタンに割り当てることで、直感的な操作や迅速な反応を実現する際に便利です。

しかし、フロント側のメインボタン(アクションボタンや方向ボタン、スティック押し込みボタン)のカスタマイズ(無効化を含む)はできないため、これらのボタンの機能や配置に柔軟に対応することはできません。

スト6のようにゲーム側で細かい操作設定ができる場合は問題になることは少ないと思いますが、より高度なカスタマイズを求めるプレイヤーにとっては一定の制約となります。

連射機能が付いているので、イベントや大会には向かない

Gulikit-Kingkong 3 Maxに搭載されている連射機能は、イベントや大会ではルール違反と見なされる可能性があります。

そのため、イベントや大会に参加する人は、他のパッドを選んだほうがいいでしょう。

オンラインでランクマッチやカジュアルマッチを連射機能オフでプレイするだけなら、特に問題はありません。

少し汚れが目立ちやすい(気になる人はブラックを選ぶのがオススメ)

Gulikit-Kingkong 3 Maxは多くの優れた特徴を持っていますが、少し汚れが目立ちやすいというデメリットがあります。

長時間の使用や手汗などは、特に明るい色のコントローラー表面に汚れや指紋が付きやすくなります。

日常的なメンテナンスや清掃によって対処可能ですが、外観の美しさを長期間保ちたい場合や、汚れが目立つことに敏感なプレイヤーにとっては、少し手間がかかるかもしれません。

この点を気にするプレイヤーには、ブラックの選択をお勧めします。

2024年1月現在では日本で販売されていない

『ストリートファイター6』のプレイに最適なコントローラーとしての多くの長所を持つGulikit-Kingkong 3 Maxですが、2024年1月現在、日本国内の通販サイトでは販売されていません。

購入するには中国の通販サイト『アリエクスプレス』を利用しなければなりません

海外通販サイトの利用では、何か問題があった場合の対処が非常に面倒です。

私の場合は、アリエクスプレスの『GuliKit Official Store』で購入し、1週間ほどで商品が到着しました。

特に初期不良もなく動作しています。

一刻も早くGulikit-Kingkong 3 Maxを入手したい人は、アリエク利用のリスクを考慮しつつ、購入を考えてみるのもいいでしょう。

それ以外の人は、国内通販サイトで取り扱いが始まるのを待ったほうが賢明かもしれません。

まとめ:総合的には満足度が高い、でも『あと一歩』足りない感もある

『Gulikit-Kingkong 3 Max』をスト6で使用した感想をレビューしました。

スペック的には最強クラスの『Gulikit-Kingkong 3 Max』ですが、LRトリガーの完成度やカスタマイズ性など、あと一歩足りない感じもあるパッドでした。

それでも価格を考えれば十分すぎる性能を持っていることは間違いありません。

『Gulikit-Kingkong 3 Max』は格闘ゲームよりも、高性能なスティックを活かせるゲームに最適なパッドだと思います。

そのため、スト6以外にもさまざまなゲームをプレイする人にとっては、十分に購入する価値があると感じました。

この記事で紹介したメリット・デメリットを参考にしつつ、スト6パッド選びの参考にしてみて下さい。

また、当サイトでは他にもスト6向きのパッドをレビューしていますので、良ければご覧になっていただけれると嬉しいです。

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