ストリートファイター6が発売され、私も久しぶりに格ゲーに手を出しました。
せっかくなので、格ゲー用のゲームパッドも欲しいなと思い、「ファイティングコマンダー OCTA」を購入。
ボタンの反応が良く、方向キーの感度も調整できるため、快適にスト6をプレイできるようになりました。
今回は「ファイティングコマンダー OCTA」のメリットやデメリットなど、実際に触って感じたレビューを書いていきます。
ファイティングコマンダー OCTAの特徴
まずは「ファイティングコマンダー OCTA」の特徴を紹介していきます。
「ファイティングコマンダー OCTA」は格闘ゲームに特化しているゲームパッドで、一般的なゲームパッドとは異なる特徴を持っています。
天面6ボタン配置
「ファイティングコマンダー OCTA」は天面に6ボタンが配置されています。
そのため、弱中強のパンチとキックボタンを天面に配置することができます。
入力の調整が可能な方向キー
「ファイティングコマンダー OCTA」は入力感度を調整可能な方向キーが搭載されています。
誤入力しやすい方向の感度を下げたり、入力しづらい方向の感度を上げたり、細かい調整が可能です。
8角ガイドアナログスティック
「ファイティングコマンダー OCTA」のアナログスティックには、8角ガイドが搭載されています。
通常アナログスティックと比べると、どの方向に入力しているのか、感覚で分かるようになっています。
高耐久マイクロスイッチ
「ファイティングコマンダー OCTA」の天面6ボタンには、高耐久のマイクロスイッチが搭載されています。
ボタンのストロークが短いため、押してから反応するまでが非常に早く、格闘ゲームに最適なボタンとなっています。
細かなカスタマイズが可能なアプリ
「ファイティングコマンダー OCTA」は、アプリによってボタンの割り当てや方向キーの感度をカスタマイズできます。
アプリでは複数の設定を保存しておくことも可能です。
ボタンの割り当てや方向キーの感度をカスタマイズすること自体はコントローラーから行うこともできるため、PS5やPS4でも自分好みのカスタマイズができます。
アプリはHORIの公式ページからダウンロードできます。
⇒https://hori.jp/manual/p5/spf-023/
ファイティングコマンダー OCTAのメリット
「ファイティングコマンダー OCTA」を実際に使ってみて感じたメリットは、次の通りです。
天面にある6ボタンの反応が速い
「ファイティングコマンダー OCTA」の天面6ボタンには高耐久マイクロスイッチが使用されています。
このスイッチの耐久性については購入したばかりなのでレビューできませんが、とにかく反応速度が速いです。
キーストロークが短いため、ボタンの上に指を置いて、少し力を入れるだけですぐに反応します。
コントローラーのボタンというよりも、マウスのクリックに近い感覚です。
マウスのクリックやメカニカルキーボードのような「カチッ」というクリック音がして心地よいです。
PSの純正コントローラーよりもボタン反応が速いのは間違いありません。
ただし、マイクロスイッチが使用されているのは天面6ボタンだけで、他のボタンは純正コントローラーと大差は無いと思います。
LRがトリガーではないので押しやすい
「ファイティングコマンダー OCTA」は格ゲーに特化しているため、LRがトリガーボタンになっていません。
トリガーを押し込む必要が無いため、トリガーボタンが使われているパッドよりもLRボタンの反応が速いです。
これは格闘ゲームにおいては、有利に働くポイントです。
8角ガイドでスティック操作での誤入力を減らせる
「ファイティングコマンダー OCTA」のアナログスティックには8角ガイドが付いています。
アナログスティックの周りが、8角形のふちになっているのです。
スティックをぐるっと一周させてみると、このガイドに沿って動くため、上下左右と斜めに入ったときに感触で分かるようになっています。
このガイドのおかげで、スティックでの操作もやりやすくなっています。
アナログスティックの角度が浅く、素早い入力が可能
「ファイティングコマンダー OCTA」のアナログスティックは倒れる角度が浅く作られており、スティック操作でも素早い入力がしやすいです。
上下左右が独立していないの斜め入力しやすい
PSの純正コントローラーは上下左右キーが独立しているため、斜め入力がしづらいというデメリットがあります。
「ファイティングコマンダー OCTA」は十字キーが繋がっているので、斜め入力もスムーズです。
コマンド投げのようなグルっと回す入力は、純正コントローラーよりやりやすいと思います。
方向キーの感度調整で入力ミスを減らせる
方向キーは上下左右と斜め方向の感度を調整できます。
間違えて入力してしまいがちなキーの感度を下げることで、入力ミスを減らせます。
入力感度は専用のアプリで調整可能です。
アプリはHORIの公式ページからダウンロードできます。
⇒https://hori.jp/manual/p5/spf-023/
重量が軽い
「ファイティングコマンダー OCTA」は重量が軽いのメリットです。
振動機能が付いていないため、モーターが搭載されていないことが大きな理由だと思います。
PSの純正コントローラーと比べるとかなり軽くなっているので、長時間プレイしても疲れにくくなっています。
アーケードコントローラーやレバーレスコントローラーよりも価格が安い
アーケードコントローラーやレバーレスコントローラーは、2万円や3万円するものも珍しくありません。
「ファイティングコマンダー OCTA」は1万円以下で販売されていることが多く、格ゲー用の入力デバイスとしてはお財布に優しい価格設定となっています。
ファイティングコマンダー OCTAのデメリット
「ファイティングコマンダー OCTA」を実際に使って感じたデメリットは次の通りです。
背面ボタンが無い
最近のゲームパッドは背面ボタンが付いていることが多いですが、「ファイティングコマンダー OCTA」には背面ボタンがありません。
背面ボタンが無いと、同時に使える指が限られてくるので、とっさの動作がしづらくなります。
スト6のモダン操作ではボタンを同時押しする機会が増え、パリィやドライブインパクトなど、常に指を置いておきたいボタンが多くなります。
パッド上部のLR各2ボタンと背面ボタンがあれば、もっとプレイしやすかったなと感じました。
6ボタンを操作する右手親指の負担が大きい
「ファイティングコマンダー OCTA」は天面に6ボタンというデザインのため、右手親指で6ボタンを操作することになります。
レバーレスコントローラーやアーケードコントローラーと比較すると、右手親指の負担が大きくなります。
ただ、ボタン割り当てを工夫することによって、負担を減らすことはできます。
私は通常のパッドと同じように、天面は弱中の4ボタンしか使っていませんが、それでもスト6のプレイに支障はありません。
格ゲー用のパッドといえば6ボタンが多いので、慣れている人にとってはデメリットにはならないでしょう。
USBケーブルが着脱式ではない
「ファイティングコマンダー OCTA」はUSBケーブルが着脱式ではありません。
ケーブルが断線してしまった場合は、自分で対処することが難しく、メーカーや専門業者に修理してもらう必要があります。
スティックが1つなので、格闘ゲーム以外には向かない
「ファイティングコマンダー OCTA」は格闘ゲームに特化したゲームパッドなので、アナログスティックが1つしかありません。
そのため、格闘ゲーム以外には向かない構造になっています。
また、ストリートファイター6のワールドツアーをプレイする際にも、視点の調整が難しいです。
まとめ:ファイティングコマンダー OCTAは反応の速い格ゲーに最適なゲームパッド
ファイティングコマンダー OCTAにはいくつか不満な点はあるものの、ボタンの反応が速く、格闘ゲームに最適なゲームパッドだと感じました。
格闘ゲームは数フレームの反応の差で結果が大きく変わることもあるため、「ボタンを素早く押せる」というのは、それだけで大きなメリットになります。
PS純正コントローラーはイマイチ使いづらいという人、6ボタンパッドに慣れている人には、特におすすめできる格ゲー用のゲームパッドだと思います。
スト6をやり込みたい人は購入を考えてみてはいかがでしょうか。