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【レビュー】Rainbow2 SEをスト6で使用、コスパ良好なトリガーストップと背面ボタン搭載ポーリングレート1000Hzパッド

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1000Hzという高いポーリングレートながら、1万円以下で購入できるというコスパの高いBIGBIG WONの『Rainbow2 SE』。

FPSプレイヤーに向けた作りになっていますが、格闘ゲームにも使えそうな機能を搭載しているので、ストリートファイター6で使用してみました。

結論から言うと、十字ボタンにクセはあるものの、価格以上の働きをしてくれそうなパッドでした。

以下で詳しくレビューしていきますので、スト6用パッド選びの参考にしてみて下さい。

Rainbow2 SEの主な特徴

有線接続時ポーリングレート1000Hz

Rainbow2 SEの主な特徴の一つに、有線接続時のポーリングレートが1000Hzという点が挙げられます。

ポーリングレートとは、コントローラーがコンピューターに情報を送信する頻度を指します。

Rainbow2 SEのポーリングレートは非常に高く、これにより入力遅延が最小限に抑えられ、より瞬時に反応するゲームプレイを実現します。

ちなみに、通常のコントローラーは125~250Hz程度であることがほとんどです。

この高いポーリングレートがRainbow2 SEの最大の特徴であり、大きな武器となります。

LRボタンと背面にカスタマイズボタン

Rainbow2 SEには、LRと背面にカスタマイズボタンが合計4つ搭載されています。

これらのボタンはカスタマイズ可能であり、プレイヤーは自分のプレイスタイルや好みに合わせて機能を割り当てることができます。

トリガーストップ機能、クイックトリガー機能

Rainbow2 SEの特徴の中には、トリガーストップ機能クイックトリガー機能があります。

トリガーストップ機能は、トリガーボタンの動きを制限することで、より短いストロークでの反応を可能にします。

一方、クイックトリガー機能は、トリガーボタンの反応速度を最適化し、最小限の入力で最大限まで入力したように反応させる機能です。

クイックトリガー機能は専用アプリから設定できます。

デッドゾーン調整可能

Rainbow2 SEは、デッドゾーンの調整が可能という重要な特徴を持っています。

デッドゾーンとは、アナログスティックを動かした際にゲームが反応を開始するまでのスティックの動きの範囲を指します。

このパッドでは、プレイヤーが自分の好みやゲームの要求に応じてデッドゾーンの大きさを細かく調整できます。

また、Rainbow2 SEではトリガーボタンのデッドゾーンも調整可能です。

交換用スティックと十字ボタン

Rainbow2 SEの魅力の一つは、交換用スティックと十字ボタンが付属している点です。

これにより、プレイヤーは自分のプレイスタイルや好みに合わせて、アナログスティックと十字ボタンをカスタマイズできます。

異なる高さのスティックを選択することで、操作感を微調整し、より快適なゲームプレイ体験を実現できます。

コスパが良い

Rainbow2 SEの大きな魅力の一つは、そのコストパフォーマンスの高さです。

これだけの機能をもちながら、市場価格が6千円台(2024年1月現在)であることを考慮すると、かなりコスパが高いと言ってもいいでしょう。

Rainbow2 SEをスト6で使用した感想

Rainbow2 SEを実際にスト6で使用した感想を、下にまとめました。

  1. ボタンは普通のメンブレン
  2. 遅延は特に感じない(高ポーリングレートのおかげ?)
  3. 背面ボタンは押しやすい位置にある
  4. LRトリガーは設定次第で反応が爆速になる
  5. LRのカスタマイズボタンの位置が個人的には使いやすかった
  6. 十字ボタンのプラスチックの質感が良くない
  7. 十字ボタンストロークが短く、斜め入力が入りずらい
  8. アナログスティックは使いやすい(デッドゾーン0にしたほうがいいかも)
  9. 価格を考えると完成度は高く、コスパは非常に良い

ボタンは普通のメンブレンだが反応は悪くない(ポーリングレート1000Hzの恩恵かも)

Rainbow2 SEをスト6で使ってみて最初に感じたことは、「思ったよりストレスなく遊べる」ということです。

私はいつも反応の速いメカニカルボタンのパッドを使用していますが、Rainbow2 SEでも普通にプレイできました。

確かにメカニカルボタンよりもストロークが長く感じるので、ボタンの反応自体は悪いと思います。

ただし、普通のメンブレンボタンのパッドよりはストレスを感じませんでした。

それは高ポーリングレートの恩恵かもしれません。

Rainbow2 SEは有線接続時のポーリングレートが1000Hzです。

この低遅延は、Rainbow2 SE最大の特徴と言えそうです。

実際に計測してみたところ、有線接続時は1000Hz近いポーリングレートが出ていましたので、スペック詐欺ではないですね。

ちなみに、無線接続時のポーリングレートは125Hzとなっています。

カスタマイズ性は高い

Rainbow2 SEはLRに2つ、背面に2つのカスタマイズボタンがあります。

LRの2つはRazer製のパッドと同じような位置にあり、個人的にはとても使いやすかったです。

私はこの2ボタンに弱中強の同時押しを配置して、無敵技暴れする時などに使っています。

誤入力しにくい位置にあるため、たまに使うボタンを配置するのに向いていますね。

背面ボタンはパッドを持ったとき、自然と指が当たる位置にあり、インパクトやパリィ、差し替えし技のボタンを配置するのに最適です。

また、アプリから左スティックの押し込みボタンを無効化して、カスタマイズボタンに機能を移すこともできるのが優秀。

アナログスティックで操作する人には嬉しい機能だと思います。

トリガーストップとトリガー感度カスタマイズが優秀

普通のパッドだと入力が遅くなってしまうトリガーボタンですが、Rainbow2 SEでは高速で入力することができます。

まずトリガーストップがついているので、物理的な押し込み自体を少なくすることが可能です。

また、トリガーのデッドゾーン調整や、クイックトリガー機能という押し込んだ瞬間に反応させる機能もアプリから設定できます。

格闘ゲームではトリガーボタンが弱点になりがちなので、これは格闘ゲーマーには嬉しい機能ですね。

十字ボタンはクセがあり、慣れが必要かもしれない

Rainbow2 SEの十字ボタンについては、ストロークが短く、入力感にクセがある印象です。

個人的には、斜め入力が入りづらくて使いにくいと感じました。

また、十字ボタンが安いプラスチックような素材で、触れた時の感触が良くありません。

ただし、ストロークが短いため、ボタンのレスポンスが速いのは間違いありません。

慣れれば使いやすいかもしれませんが、十字ボタンでスト6を操作する人は十分考慮したほうがいいでしょう。

一方、アナログスティックは特に気になることもなく快適にプレイできました

アプリからデッドゾーン調整も可能なので、より精度の高い操作ができるようになっています。

このおかげなのか、アナログスティックでの636昇竜や323昇竜コマンドがやりやすい印象です。

この価格帯にしては全体的な完成度が高い

格ゲー用デバイスの価格が高騰する中、Rainbow2 SEは通常の価格が8千円ほどで、比較的購入しやすくなっています。

トリガーストップや背面ボタン搭載で高ポーリングレートという機能面を考えると、価格以上の働きをしてくれそうなパッドです。

プロコンは2,3万円するものもあり、上を見ればキリがありませんが、価格が安くて高性能なパッドを探している人にはRainbow2 SEはオススメです。

ただし、十字ボタンの操作感は好みが分かれそうなので、その点は十分に考慮したほうが良いと思います。

Rainbow2 SEをスト6で使用でするメリット

ポーリングレート1000Hzで低遅延

Rainbow2 SEの大きなメリットの一つは、ポーリングレートが1000Hzであることによる低遅延です。

ポーリングレートとは、コントローラーがコンピューターに情報を送信する頻度を指し、数値が高いほど遅延が少なくなります。

一般的なコントローラーは125~250Hz、いわゆる「プロコン」と呼ばれる高性能コントローラーでも250~500Hzのものが多くなっています。

特に、反応速度が勝敗を左右する対戦型ゲームや、高速で正確な操作が要求されるアクションゲームにおいて、この低遅延は大きなアドバンテージとなります。

トリガーストップ搭載

格闘ゲームをプレイする場合、一般的なトリガーボタン(通常はL2やR2など)は反応が遅く、他の格ゲーデバイスよりも不利になってしまいます。

そのため、Rainbow2 SEのトリガーストップは格ゲーには最適です。

トリガーストップとは、トリガーボタンの押し込み距離を大幅に短縮する小さなメカニズム。

これにより、トリガーボタンの動作範囲が限定され、素早い入力が可能となります。

また、Rainbow2 SEではトリガーボタンのデッドゾーン調整が可能なため、LRの入力が遅くて困ることは無いでしょう。

LRと背面にカスタマイズボタン

Rainbow2 SEの大きな利点の一つは、LRボタンと背面に配置されたカスタマイズボタンによる高いカスタマイズ性です。

これらの追加ボタンにより、プレイヤーはゲーム中の重要な操作をこれらのボタンに割り当てることができます。

誤入力しやすい左スティックの押し込みボタンを無効化し、その機能をカスタマイズボタンに割り当てることもできます

スティックと十字ボタンが交換可能

Rainbow2 SEのメリットの一つは、アナログスティックと十字ボタンが交換可能であることです。

スティックの長さや、十字ボタンの形状によっても入力感は変わります。

個々のスタイルに合ったパーツを選択できるのは、Rainbow2 SEの魅力の一つと言ってもいいでしょう。

高機能なのに価格が安い

Rainbow2 SEのもう一つメリットは、高機能かつ低価格であることです。

この手頃な価格設定は、1万円前後の予算で高性能な格ゲーパッドを求めるプレイヤーにとって理想的な選択肢となっています。

同価格帯ではHORIの『ファイティングコマンダー OCTA』も非常に優秀な格ゲーパッドですが、こちらは人気があり、入荷待ち状態になっていることが多いです。

そのため、現状(2024年1月現在)で1万円以下で格ゲーパッドを探しているなら、Rainbow2 SEは一つの選択肢になると思います。

国内の通販サイトで購入可能

Rainbow2 SEはBIGBIG WONという中国のゲーミングデバイスメーカーの製品ですが、日本のAmazonでも購入可能です。

BIGBIG WONは一般的には有名メーカーではないものの、他にも評価の高いゲームパッドを製造しています。

しかし、初期不良が無いとは言い切れないので、返品交換が簡単なAmazonでの購入がオススメです。

Rainbow2 SEをスト6で使用でするデメリット

ボタンがメカニカルではない

Rainbow2 SEにおける一つのデメリットは、そのボタンがメカニカル式ではないことです。

メカニカルボタンは、そのクリック感と高い反応速度で、格闘ゲームでは有利に働きます。

Rainbow2 SEの場合は高ポーリングレートで遅延は少ないですが、ボタンの反応速度ではメカニカル式のパッドに劣るかもしれません。

十字ボタンのストロークが短く、慣れが必要

Rainbow2 SEにおけるもう一つのデメリットは、十字ボタンのストロークが短いため、使用にある程度の慣れが必要であることです。

短いストロークのボタンは、迅速な入力には適していますが、同時に意図しない誤操作を引き起こしやすくなる可能性があります。

ボタン自体も軽くて「カチカチ」という入力感があり、一般的なパッドの十字ボタンとはかなり感触が異なります。

個人の感想ですが、Razerの「Wolverine V2 Chroma」に似ている十字ボタンだと感じました。

この操作感はかなり好みが分かれそうなポイントなので、十分に考慮してから購入することをオススメします。

また、十字ボタンの素材が少しチープなプラスチックで、触れている時の感触は良くありません。

スマホアプリと連動できない

Rainbow2 SEの使用における一つのデメリットは、スマートフォンアプリとの連動が不可能であるため、カスタマイズ設定を行う際にPCアプリを使用する必要があることです。

BIGBIG WONにはスマホから設定できるパッドも多いので、Rainbow2 SEが同じようにスマホを利用できないのは残念なポイントです。

今後、アップデートによってスマホ対応する可能性もありますが、2024年1月現在ではPCアプリをインストールして設定を行うことになります。

連射やマクロ機能がついている

Rainbow2 SEに搭載されている連射やマクロ機能は、大会やイベントに参加する際には重要なデメリットとなり得ます。

これらの機能は、ゲームプレイを簡略化または効率化するために用いられることがありますが、多くの公式な競技イベントやトーナメントでは、その使用がルール違反とされています。

連射やマクロ機能を使用せずにランクマッチなどのオンライン対戦を楽しむだけなら問題ありませんが、もし大会やイベントに参加する予定があるなら、別のコントローラーを購入するほうがいいでしょう。

Rainbow2 SEとRainbow2 PROの違いは?

Rainbow2 SEは、Rainbow2 Proの廉価版という位置付けになっています。

主な違いとしては、RGBライティング・3.5㎜イヤホンジャック・充電ドック端子・スマホアプリ対応の削除、スティックの違い等が挙げられます。

まとめ:1万円以下で選ぶならRainbow2 SEはおすすめできるパッドです

1万円以下の価格帯で最適なゲームパッドを選ぶ際、Rainbow2 SEは強くおすすめできる選択肢です。

このパッドは、約6,000円から7,000円という価格にも関わらず、1000Hzの高いポーリングレート、カスタマイズ可能なボタン、交換可能なスティックと十字ボタンなど、多くの高機能を搭載しています。

同価格帯ならHORIの『ファイティングコマンダー OCTA』ではありますが、こちらは入手が困難となっています。

Rainbow2 SEは格ゲーに必要な機能がある程度そろっているパッドなので、スト6でも十分使えると思います。

2,000円くらいの謎パッドを購入するなら、もう少し頑張ってRainbow2 SEくらいの機能を持ったパッドを購入するほうがストレスなく遊べてオススメですよ。

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